ブローガー・システム

著名なフルートメーカー、ヨハン・ブローガー氏がデザインしたブローガー・システムはミヤザワだけが特許使用権を持つ、画期的なピンレス・メカニズムです。
この技術によって芯金のたわみがなくなり、各キイに於けるバネ調整が改善され、キイの動きが驚異的に向上して従来と全く違ったキイ・アクションで、より自然に演奏できるようになりました。
また、ノックピンを排除することで、キイを動かす時に起きる摩擦によって生じるキイの不具合が完全に解消されました。
奏者の手に自然になじむように、人間工学に基づいてデザインされたブローガーの親指キイ・メカニズムは、手の疲労を最小限に抑えてくれます。
そして親指キイの柱の位置を移動させキイ・パイプを長くすることで、よりスムーズで確実な演奏が可能となりました。
従来の親指キイ・メカニズムは、平らなバネがフルートの管体に触れており、摩擦による消耗不具合が避けられませんでした。
この斬新的なブローガーの親指キイ・メカニズムは、メインラインのキイと同様の丸バネを使用することにより、著しくその消耗を減らしスムーズな運指が出来るようになりました。
このようにブローガー・システムは、従来のフルートに比較してすべての点で優れた高性能システムです。
フラット・カップ
カップの底面を平らに加工し、パッドの装着精度の向上を図った機構です。パッドとカップの形状誤差の減少により、プレイヤーに合わせた調整が可能になりました。また、パッド固定ナットの一体化により、カップ内の精度が向上し使用変化を最小限に抑えられるようになりました。
このように手間、コストがかかることも積極的に導入しております。

銀製接続管(胴部管、足部管)
スムーズな接続のため、管体洋銀製(102, Atelier-1, Legacy-1)の接続管を銀製にしております。
特に足部管は従来のように膨らませることなく、しかもハンダ付けをしております。

ストロビンガー・パッド(オプション)
従来のパッド(タンポ)は水分の吸収・乾燥を繰り返し、時間が経つにつれ変形してトーンホールへの密着を阻害していました。
このため定期的な調整が必要でしたが、ストロビンガー・パッドは丁寧な取り扱いをするだけで、トーンホールとの密着を保てる画期的なパッドです。但し、本体の製作精度が高度でない限りその利点を引き出すことはできません。弊社のフラット・カップ、アンダー・ピンレス(左手)との組み合わせは効果抜群です。構造的には、変化の多いフェルト部分を最小限に抑え、高精度の樹脂枠内にフェルトを収納して、パッドの自然変化をほぼ解消しました。

