アンサンブル楽譜【2Fl～3Fl】

★コンテスト向けのアンサンブル楽譜シリーズ“アンサンブル コンテスト セレクション2013”★
　「フルートのベートーヴェン」と称されるほど多くのFl.曲を残しているフリードリヒ・クーラウ。彼の3重奏曲の中で最も美しいとされる作品をコンテスト用にカットし再構成しました。宮廷作曲家の名に相応しい、3重奏でありながらも厚く華やかな楽曲になっています。【出版社紹介文より引用】

スピード感豊かなI 、美しい旋律が印象的なII 、3本のフルートの美しく、 しかもどこかエネルギッシュなIIIという構成の曲です。コンテストに最適です。
【出版社紹介文より引用】

アンサンブル・コンテストやコンサートに最適なスコアです。水の庭／散歩／風のスケッチ／海、夕暮れ／大通り／大聖堂の6曲。パート譜付き。
【出版社紹介文より引用】

「スノーフレーク」は春先に咲く、ヨーロッパ原産の白い小さな花の名前です（欧米では初夏から夏にかけて咲くためSummer Snowflakeとも呼ぶそうです）。花言葉は「純真な心、清らか」で、フルートの奏でる音のイメージにぴったりだと思い、花をイメージしながらフルート奏者３人で演奏出来る作品を作曲しました。

曲はゆったりとした優雅な序奏を経て、テンポの速い、元気な曲想が展開されます。その後しっとりとした音楽で花の美しさ、可憐さを表現し、やがて活発な音楽が戻ってきて華やかに曲を閉じます。（広瀬勇人）【出版社紹介文より引用】

フルート奏者の佐野悦郎先生にお声をかけて頂き「第17回フルートコンベンション2015ふじのくに静岡」の委嘱作品として作曲しました。《トリプルあいす》《パフェ・パラダイス！》《カクテル・パラダイス！》など、女の子の好きそうな可愛らしいテーマの続編です！
「チョコふぇすっ！」は「チョコレート・フェスティバル」の略語。現代日本の若者たちの発音を加味したこのタイトルは、私が講師を務める尚美ミュージックカレッジ専門学校の学生さんたちと吟味して命名しました。チョコレート・フェスティバルで有名なイタリア・トリノの老舗ブランド「Venchi」を食べながら甘い気持ちで作曲しました。チョコ好きの皆さんにはもちろん演奏して頂きたい作品ですが、チョコが苦手な方もぜひ挑戦してみてくださいね！コンテストだけではなくバレンタインシーズンのコンサートにもお薦めの作品です！（八木澤教司）
【出版社紹介文より引用】

フルートのもつ音色・機動性を生かして作った３重奏曲です。それぞれの奏者が対等な力を 発揮できるように、パートごとに主旋律や聴かせどころを分散させてあります。パートとしての 独立性と全体の調和のバランスを楽しんで演奏してもらえればと思います。　題名には、２つのイメージが含まれております。１つは子供の遊びとしてのフルーツバスケット。音楽が止むのは いつかとドキドキしながら椅子の周りを回る姿を描いてみました。もう１つは、フルートが３本 入っているバスケット。そこから、フルートの可愛らしい旋律が溢れ出てくる。そんなイメージ をもって演奏していただければ幸いです。曲は３つの楽章からできています。１楽章は、まさにフルーツバスケットそのものをイメージしていただけたらと思います。２楽章はしばしの休憩 といったところです。３楽章では遊びを再開しますが、たそがれ感を伴った表現をしていただくといいと思います。（「夕焼け小焼け」といったイメージでしょうか。）　以上のことをヒントにして、プレイヤーの皆さんそれぞれの個性を生かした演奏をされることを期待します。（岡田宏）
【出版社紹介文より引用】

ある晴れた朝、気ままな散歩に出かけます。木々の隙間からは太陽の光がいくつもの 光の筋となって降り注ぎ足元にチラチラと楽しげに揺れる光の模様を作り出していま す。風も心地よく足取りも自然と軽くなりどんどん進んで行きます。 しかし進んで行くうちに日が陰ったり木々が密集して光の届かない場所が出てき ます。薄暗く、少し肌寒くもあったりして、不安な気持ちになりこんなところは早く 抜け出したいとばかりに早足になりますが足元もぬかるんでいてなかなか思うよう に進めません。それでも進んで行くと急に視界が開け目の前に今まで見たことがない 景色に出会います。小さな泉があって綺麗なお花畑に蝶々や小鳥、可愛い小動物達も 遊んでいます。すっかり楽しい気分になり幸せな気持ちで帰路につきます。 この曲はこんな散歩のイメージから生まれました。 この曲を通し、素敵な散歩を想像して楽しく演奏して頂ければ幸いです。（神長一康）
【出版社紹介文より引用】

アンサンブル・コンテストやコンサートに最適なフルート３重奏のためのアンサンブル曲です。既刊「フルート４重奏のための　想い出は銀の笛」のフルート３重奏版です。エメラルドグリーンの風／真紅のルビー／ブラック・インヴェンション／紫の薔薇／ブルー・パステルの５曲。パート譜付き。
【出版社紹介文より引用】

アンサンブル・コンテストや演奏会で人気の、三浦真理先生作曲によるフルートアンサンブル曲の新作です。○作曲者による楽曲のプロフィールと、「ザ・フルート・カルテット」のメンバーによる演奏上のアドヴァイスを掲載。○アンデルセン原作「人魚姫」を題材とした作品。◯前奏曲／ワルツ／街／プリンセスとプリンス I／嵐と魔女／プリンセスとプリンス II／宮殿 〜喜びと悲しみ〜／海のヴォカリーズ／闇へ／夜明け　の全10曲で構成。○パート譜付き。
【出版社紹介文より引用】

全10曲の組曲。メロディックで、柔らかく優しいフルートの音色に合っています。教会旋法を用いているため臨時記号は多いですが、技術的には易しい楽曲です。曲ごとのテンポや曲調の変化が楽しめるので、ロビーコンサートにオススメできます。

【曲目解説】
全10曲からなる組曲。
妖精の森
踊る妖精たち
風の対話
夕べの祈り
道化師たち
女神・ムネモシュネ
エオリアの夕陽
空中ブランコ
虹の舟歌
夢の時

エオリアとはグレゴリオ聖歌に用いられる教会旋法のひとつです。イオニア旋法が長音階の基になったのに対しエオリア旋法は短音階の基となったものです。この作品にはエオリア旋法だけでなく、他の教会旋法やそれらの組み合わせから生まれるハーモニーをふくめて全体の作品のタイトルとして「エオリアの妖精」としたものです。
そして私の作品の中には「妖精」と題されたものが多くあります。そこには「夢」「風」「虹」「祈り」などの言葉が付けられていますが、それらの言葉を手がかりに演奏のイメージを作って欲しいと思います。フルートは私の最も好きな楽器のひとつです。その優雅で美しい響きによる三重奏を是非楽しんでいただきたいと思います。(柳田孝義)
【出版社紹介文より引用】

今回はフルートにはパフェ好きな人も多いという情報をもとに《パフェ・パラダイス！》を作ってみました！思う存分パフェを食べて想像を膨らませてくださいね！可愛らしい顔文字はきっと本番の緊張をほぐしてくれるでしょう！(もちろん本番前は食べ過ぎに注意してネ！)(八木澤教司)【出版社紹介文より引用】

この曲は、ほぼ毎年のように訪れている北海道標津郡中標津町をイメージして作曲したものである。

１楽章「サマー・スケッチ」は、2012年に廃校になった養老牛小学校のために作曲。何度もコンサートで訪れたこの学校は、近所の酪家の子どもたちを中心とした全校生徒20数名の、温かな雰囲気と、素晴らしい友情に包まれている学校だった。統廃合により地域の子供達の母校がなくなるのを寂しく思い、子供たちの思い出だけでもかたちに残したいと思い作曲した。

２楽章「最果ての丘」は、開陽台という北海道標津郡中標津町にある標高271mの丘のこと。展望台になっており、天気のいい日には野付半島や国後島も見え、果てしなく広がる地平線を一望できる素晴らしい丘である。中標津町から開陽台へと向かう夏の一本道を進む高揚感を作品にした。

（荒川 洋）【出版社紹介文より引用】

フルートアンサンブルのCD出版の企画のために書いた曲です。

アンサンブルコンテストの審査員で良く東北の方に伺うことが多く、雪の中をコンテスト会場まで向かう事も、少なくありません。列車の中からは、薄ぼんやりと雪原に映る車窓の明かりしか見えません。またコンテストの休憩の時などは、ふと窓の外に目をやると、ちらちらと粉雪が舞っていたりしており、音もなく静まりかえった中に雪だけ降る光景は幻想的です。その様な雰囲気を表したのがこの曲です。

演奏に関しては、冒頭からのゆっくりな部分は１つ１つの音を歌いすぎてしまうと遅くなってしまうので、さらさらと流れるように演奏して頂ければと思います。中間部に速いところは、粉雪が風に舞うイメージで演奏していただければと思います。
(福島弘和)
【出版社紹介文より引用】

これまで私は４重奏「フィオリトゥーラ」「コロラトゥーラ」「風の戯れ」、６重奏「ディヴェルティメント」と、４曲のフルートアンサンブルを書いてきました。どの作品も嬉しいことにコンテストや演奏会で中学・高校生から社会人に至るまで、幅広く演奏して頂ける機会に恵まれ、同時に今後の作品に対する強いご要望も私の耳に直接届いてくるようになりました。なかでも“３重奏で親しみやすい作品”“楽しく練習できるユーモアのある作品”という声が大変多く、そのご要望にお応えすべく作品が、この「トリプルあいす」です。

私の知る限りフルート吹きはアイスが好きな人が多い！そんなこともあり、思う存分アイスを食べて想像を膨らませて頂こうと、このテーマを選びました。可愛らしい作品に仕上げましたので、どうぞお美味しく召し上がりください！(本番前は食べ過ぎに注意！)

尚、この作品を書くにあたって多くの人たちにアイディアを頂きました。特に今回のテーマ「アイス」に関するヒントは福岡県の一般バンド“くるめシティブラス”のフルート奏者、永瀬りえさんから頂きました。初演はプラーム横浜の企画CDレコーディングとして、フルートアンサンブル蘭の皆さんによって行われました。(八木澤教司)
【出版社紹介文より引用】

始めてのフルート３本のために書いた曲。フルート４本のために書いた「インストゥルメンタル・カラーズ」はすでに出版済みで、普段４本以上でないと表現できない和声を多く多用する作風が多く、３本の曲は新しく提示するにはどうあるべきか考えたが、まるで４本で吹いているかのような響きを求めて書いてみた。

５分程の小さな曲としてまとめたが、複雑な進行とは裏腹に楽しい作風にした。日常が益々複雑化する今日だが、人々とのコミュニケーションや生きるための必要な幸せの糧の本質は変わらない様を表現している。（荒川 洋）
【出版社紹介文より引用】

フルート三重奏のための初作品として作曲。フルートが互いに共鳴し合いながら、そして時に和声を形成しながら曲は進んでいきます。不協和音と単純な三和音も隔てなく使われていて、自由な楽想と書法で音楽を構成されています。それによってタイトルには様々な意味合いを含ませた「トライアド」という言葉を用いました。
この曲は2015年5月5日に行われた「鹿野草平VS江原大介　吹奏楽創造決戦」のための作曲、同コンサートにて寺田愛、五十嵐彩子、黒田静葉の各氏によって初演されました。

演奏に際して、縦の響きを揃えて和声や音のコンビネーションを明確に吹き分けること、そして横の流れ、細かい音や連符を伴うフレーズを滑らかに無理なくアンサンブルの中に溶け込ませることが、曲の精度を保ちながらもよりよく響かせる結果になると思います。特殊な奏法のムラ息（あるいはover blow）では、音を極力出さないようにして強い息の音のみを表現できるように吹き方を工夫してみてください。（江原大介）
【出版社紹介文より引用】

この作品はサブ・タイトルが示すとおりロシアの画家カンディンスキー(Wassily Kandinsky 1866-1944)の抽象絵画作品から受けた印象をもとに作曲したフルート３重奏組曲で、抽象絵画を構成する様々な図形や色彩が各曲の曲想になっています。

20世紀を代表する抽象絵画の巨匠であるカンディンスキーの作品には、着想や題名が音楽に由来するものも多く、一見すると難解で抽象的な画面の中にも躍動的な音楽を感じることができます。本作品では、音程や音型、拍子などを各曲で象徴的に用いながら、カンディンスキー絵画の多様な色彩と幾何学的な形態を描き出しました。

なお、この作品は、長野県松本市で活動する松本フルートアンサンブルの委嘱により作曲し、2006年11月の同団第10回定期演奏会で初演されました。（高橋伸哉）
【出版社紹介文より引用】

★コンテスト向けのアンサンブル楽譜シリーズ“アンサンブル コンテスト セレクション2013”★
　海や空を映し様々な色に染まりながら浮かぶ小さな島の物語を表現した3楽章構成の楽曲。演奏者それぞれによる唯一無二の色のパレットを創造してほしいという作曲者の願いが込められています。
　表現の幅が広い作品なのでアンサンブルを作り上げる過程を存分にお楽しみいただける一作です。【出版社紹介文より引用】

★コンテスト向けのアンサンブル楽譜シリーズ“アンサンブル コンテスト セレクション2014”★
　「月の詩」、「薄暮の風」、「煌めきの泉」の3楽章から成る楽曲です。表情豊かに様々な音形が出てくる一作。全員で息を合わせることやパートの役割を考えることなど、アンサンブルで特に重要とされる要素が盛り込まれたやりがいのある作品です。親しみやすいメロディーで聞き手も楽しめるのでコンテストだけでなく演奏会にもおすすめのナンバーです。【出版社紹介文より引用】

★コンテスト向けのアンサンブル楽譜シリーズ“アンサンブル コンテスト セレクション”★
　自身もフルート奏者であったアベラルド・アルビージ作曲の小組曲第2番の1楽章「春の歌」と4楽章「泉」をアンサンブルコンテスト用にカットし、アレンジしたものです。

　「泉」のダブルタンギングは相当難易度が高いですが、指はそれほど難しい箇所がないので、ダブルタンギングをしっかり練習すれば、中学生でも演奏可能で、全国大会でもしばしば見られる曲です。【出版社紹介文より引用】

★コンテスト向けのアンサンブル楽譜シリーズ“アンサンブル コンテスト セレクション2014”★
　島と聞けば何を連想するでしょうか。この曲はリゾートや冒険をイメージに作曲されました。明るく爽やかな曲調で親しみやすい旋律です。吹奏楽曲のような展開が魅力的で演奏者も聞き手も間違いなく虜になる一作。パートごとの役割が捉えやすくアンサンブル力をアピールするのにおすすめです。美しくキラキラしたフルートの音色をお楽しみください。【出版社紹介文より引用】

★難易度AAの初級者向けアンサンブル楽譜シリーズ“ビギナーズアンサンブル”★
　私たちの頭上で燦然と輝く幾つもの星たち。幾千の時を超え、この地を照らし続ける星々は私たちを悠久の彼方へと導きます。全3楽章からなる歌心あふれる作品。16分音符も出てきますがFl.奏者である藤田哲志氏の手によって簡単な指使いになっていて演奏効果の高い作品に仕上がっています。Flute 3本で天空の世界を巡る、星座達の物語の始まりです。【出版社紹介文より引用】

★難易度AAの初級者向けアンサンブル楽譜シリーズ“ビギナーズアンサンブル”★
　作曲者自身が高校を卒業する時に作られた作品。最初の旋律が展開しやがて同じ旋律に戻るA-B-C-B-Aという曲構成はアルバムを開いて閉じるまでの情景に着想を得て組まれました。タイトルのイメージ通り、アルバムのように様々に表情が展開されてゆきます。ビギナーズ向けの親しみやすいテーマとメロディーで、表現に磨きのかかる一作。出てくる音形も様々で、息の使い方の練習にもなります。ウィンズスコアによるアンサンブルコンテストセレクション2015作曲公募で堂々の最優秀賞に選ばれた傑作作品。【出版社紹介文より引用】

★コンテスト向けのアンサンブル楽譜シリーズ“アンサンブル コンテスト セレクション2014”★
　舞台は平安、いろは歌の冒頭7文字をもじった粋なタイトルのこの曲。香りよく色美しい花々もやがては散るという諸行無常を雅やかに表現しています。日本の伝統音楽の音階と西洋音楽の短音階を使用した旋律からは櫛田てつ之扶氏の世界観が色濃く感じとれます。パート間でフレーズの受け渡しや同じ動きが多用された、アンサンブル力を存分に見せることのできる一曲です。【出版社紹介文より引用】

★コンテスト向けのアンサンブル楽譜シリーズ“アンサンブル コンテスト セレクション”★
　タイトルのバッカスとはローマ神話における酒の神のとこです。1曲目は抒情的に、2曲目はノリよく軽快に演奏していただきたいです。曲全体を通して、想像力をはたらかせ、表情豊かに演奏していただけると嬉しいです。（山中惇史）【出版社紹介文より引用】

★コンテスト向けのアンサンブル楽譜シリーズ“アンサンブル コンテスト セレクション2017”★
　緋色とは、やや黄色みのある鮮やかな赤色のことで、平安時代から用いられた伝統色名。咲き乱れる桜の樹の下、お祭りで賑わう人々を感じさせる冒頭と、夜更けに花びらを散らしながらひっそりと佇む桜。2つの表情のコントラストが印象的な一曲を、フルート3重奏で表現しました。【出版社紹介文より引用】

★コンテスト向けのアンサンブル楽譜シリーズ“アンサンブル コンテスト セレクション2017”★
　春が訪れる開放感の中に、これから始まる季節への期待感や気持ちの高まりを描いた作品。楽器を持って半年～一年程の、基礎的な奏法を身につけた方々のレパートリーとして作曲されました。「……」の部分にそれぞれの想いをはせて、演奏してください。【出版社紹介文より引用】

★コンテスト向けのアンサンブル楽譜シリーズ“アンサンブルコンテスト セレクション2016”★
　フルート3重奏による、情緒あふれる作品です。「雫」がやがてどのように変化していくのか。雫が集まり、やがて雨になるのか、流れを作って小川になるのか、大きな河になっていくのか、そして海へ･･･。冒頭のD音は雫が生まれる音です。次第に形を帯びて、やがて1つのメロディーを形成していきます。雫が姿を変えていく様をストーリーのように仕立て演奏してみてください。【出版社紹介文より引用】

3楽章だけですので当然全てではありませんが、世界の果物をモチーフにしたフルート3重奏作品です。
1楽章「ライチ」
中国原産のライチ。オリエンタル・リフを意識したフレーズが顔を出す、ペンタトニック・スケールを基調とした楽章です。
2楽章「ラズベリー」
北米や欧州などで古くから親しまれてきたラズベリー。甘酸っぱく可憐な印象を表現した楽章です。
3楽章「パイナップル」
南米原産のパイナップル。ラテン音楽のスタイルを基調とした楽章です。
3楽章は、ラテン由来のリズムに少し手間取るかもしれませんが、基本的には難しいパッセージは用いずに作曲しました。 ある程度フルートに慣れ親しんだ頃から演奏可能です。
親交のあるフルーティスト、菅野力さん、森島梨絵さん、由利友樹子さんに捧げます。
2021年8月14日、映像配信にて初演。
初演では、1楽章を菅野さん、2楽章を森島さん、3楽章を由利さんがそれぞれ1stを受け持ち、3人それぞれがローテーションしながら演奏しました。
奏者のキャラクターに合った楽章の1st パートをそれぞれ受け持って演奏するのも良いと思います。(和田直也)
【出版社紹介文より引用】

　翔英学園米子北高等学校吹奏楽部の委嘱により、2018年8月に作曲、同年12月に初演されました。
　ファンタジア（ファンタジー・幻想曲）というのは、自由な構造による器楽曲で、作曲者や作品毎に、その構造や趣も様々です。今作も作曲者の自由な発想で生まれたものですが、その自由な音楽の躍動性や情感に作品性や説得力を持たせる意味もあり、ソナタ形式を採用しました。
　４分の３拍子で「con brio」の性格を持つ第１主題と、８分の６拍子で「leggiero」の性格を持つ第２主題は、異なる表情を持ちながらも、同じAllegroの音楽の中で、音程やリズム等の構成要素に於いて相関関係にあります。Vivaceの展開部では両者が水平的垂直的に混じり合い、より一層立体的で多様な音楽の構築を目指します。また、Poco tempo rubatoの部分は「capriccioso」と記されているように、幾分自由で即興的なブリッジとなっています。
　今回は、音響効果的な特殊奏法は要所のみの登場で最小限に抑え、主題や楽想が形式美を生かしつつ、躍動的に展開していくように心がけました。（朴 守賢）
【出版社紹介文より引用】

【曲目】
・音楽の捧げものより　トリオソナタ BWV1079
・コラール「主よ、人の望みの喜びよ」BWV147　

【曲目】
・夢路より：スティーブン・コリンズ・フォスター
・エア「組曲　水上の音楽　ヘ長調」／アラ・ホーンパイプ
・へ調のメロディー：アントン・グリゴリエヴィチ・ルビンシテイン
・メヌエット　ト長調／ト短調：クリスティアン・ペツォールト
・アヴェ・ヴェルム・コルプス：モーツァルト
・聖なるかな／シューベルト