アンサンブル楽譜【4Fl～　】

フルートアンサンブル、フルートカルテット、通称“フル☆カル”の四重奏で人気のポップスを集めました。この楽譜の特徴はスコア譜と各パートごとの小冊子という構成で、各パート別にはがせることができるので大変便利です。
【出版社紹介文より引用】

《フィオリトゥーラ》《コロラトゥーラ》《テルミニ》《カクテル・パラダイス！》に続くフルートアンサンブル・フィオーレの委嘱作品として2017年秋に作曲。
フィオーレの要望もあり和風な雰囲気で作曲していますが、完全な”和”では無く和洋折衷という曲調です。
というのは21世紀の現代の日本において完全な”和”を感じる機会はそうあるものではありません。
一部の観光名所を除いては和を感じることはとても少なくなっています。そんなこともあり年々と海外の影響を受けつつある“今の日本”をイメージした作品に仕上げています。皆さんにとっての”和”とはどんなものか？
そんなことを考えながら演奏して頂けましたら幸いです。（八木澤教司）
【出版社紹介文より引用】

静岡フルートカルテット“フェリーチェ”委嘱作品。 2002年10月19日「佐藤充一フルートリサイタル」（静岡音楽堂AOI）にて初演。

果物の「フルーツ」と、フルートの複数形の「フルーツ」とをかけて、「フルーツ・パフェ」というタイトルで曲を書いてみた。ちなみに「パフェ」とは、フランス語では「完璧な」という意味もある。ということは、このタイトルは、「完璧なフルートたち」ということにもなる。

短い第1楽章「フルーツ･パフェ」に続き、第2楽章は「栗」、第3楽章は「チョコレート」。第4楽章の「ジェラート・コン・カフェ」とは、アイスクリームにエスプレッソコーヒーをかけたデザート。このタイトルで、作曲家の真島俊夫さんが作品を書いており、その解説に、これは、甘くておいしいデザートですが、大人のみなさんは、エスプレッソのほろ苦さに人生を重ね合わせて考えてみてください、というようなことを書いていて、なるほどうまいことを言うなあ、と思い、私も、このタイトルを拝借しました。

４楽章からなる、フルートの妙技（妙味？）をお楽しみ下さい。（伊藤康英）
【出版社紹介文より引用】

朝、太陽が昇り、植物が光合成を始め、酸素がたくさん作り出され、小鳥たちは、それに感謝して囀る。その話を聞いたとき、私たちが呼吸をし、フルートを吹けるのは、豊かな緑のおかげなのだ、と改めて気付きました。 この曲は、そんな小鳥たちの感謝の歌です。（酒井　格）
【出版社紹介文より引用】

“フィオーレ”の委嘱によって2004年に手掛けた「フィオリトゥーラ」に続く、フルート４重奏曲第２弾。

タイトルの「コロラトゥーラ」とはイタリア語で“華やかな旋律”という意味合いを持つ語句です。今回は音楽にストーリー性のある展開を持たせていますので、演奏者それぞれの個性的な味付けを期待しています。

また前作よりも可愛らしい雰囲気を漂わせ、旋律も歌いやすいものを目指しましたので、コンテストのみにとどまらず、普段のパート練習などでも気軽に演奏して頂けましたら幸いです。今後は中学・高校生をはじめ多くの皆さんに親しまれることを願っています。(八木澤教司)
【出版社紹介文より引用】

東京フルートクヮルテット委嘱作品。
フルートの息吹から連想される“風”をテーマにした親しみやすい作品をという作曲のご依頼頂きました。初演演奏家であり、武蔵野音楽大学の講師を務める高久進先生はプログラムノートに次のように記しています。

『ピッコロとアルトフルートを含む３つの楽章からなるフルート４重奏で、２楽章と３楽章はアタッカで繋がれて演奏される。美しく爽やかなメロディーと技巧的な伴奏が織りなす“風の組曲”ともいえる作品で、フルートの息吹から生成される“風”というイメージに合致した清々しく明るいサウンドが魅力である。統一感あるしっかりとした形式を持ち、特にフーガを含む変拍子で書かれた３楽章は非常にリズミカルで楽しめる。』

今後は幅広い層のフルーティストたちに親しんで頂けましたら幸いです。最後になりましたが、初演にあたり温かいご助言を頂きました、東京フルートクヮルテットの皆様にこの場をお借りして心より御礼申し上げます。(八木澤教司)
【出版社紹介文より引用】

ランコントルフルートカルテットの委嘱により2016年12月に作曲、2017年1月に同カルテットにより初演されました。
　Capriccioはイタリア語で「気まぐれ」といった意味を持ちます。今回の委嘱では、演奏時間（5分程）の制約だけで、後は自由でしたので、音楽的には気ままにフルート四重奏で湧き上がる楽想を比較的率直に採用していきました。
　曲は、幾分躁的で、まさにCapricciosoなAllegrettoと、バランスを取ろうとするように落ち着かせようとするLentoの２つの部分を行き来しながら進行します。幾つかの特殊奏法も交えながらタイトル通り奇想的に躍動する音楽をお楽しみいただければ幸いです。（朴 守賢）
【出版社紹介文より引用】

原曲は、ピアノ連弾曲として1993年に作曲。その後、ピアノ２台８手連弾、フルートとピアノ版、フルート２本とピアノ版、サクソフォーンとピアノ版、室内楽版、マリンバ６重奏版などに編曲。このフルート４重奏版は、2002年に浜松交響楽団のフルート・セクションからの委嘱によって編曲された。この曲集は、４本のフルートで演奏できますが、打楽器を加えるとより効果的になります。参考として打楽器のパート譜をつけてあります。

私のピアノの恩師である齋田四方先生が、ケニアのムワンビルワ地区に簡易水道の設営の寄付をされました。何年もの間、アフリカの人たちに暖かい手を差しのべられた齋田先生に、お祝いとしてこのささやかな曲集をささげます。この素朴で美しいメロディやリズムに満ちあふれたケニアのうたを、みなさんどうぞお楽しみください。

（伊藤康英：ピアノ連弾版の解説より
【出版社紹介文より引用】

全３楽章で構成される。同族楽器が集ったときの、様々な和声感や音色感を追求した曲に仕上げた。

１楽章： Allegro
20歳の時に学びに行ったニースの回想録。変拍子で、小節を区切らず一定 のリズムで進行する。音で細分化された時間と、突如として現れる長いフレーズが対話をする断片的な楽章。

２楽章：Moderato
人と音楽をこよなく愛し、 パリ音楽院教授を長年務めながら喜怒哀楽に満ちた人生を謳歌したフルート奏者アラン・マリオンは1998年享年59歳でこの世を去った。 素晴らしい師匠であり演奏家だった彼へのささやかなオマージュ。

３楽章： Presto
古き良き時代のフランス風ラテン音楽と進化し続ける音楽とがクロスオーバーする楽章。

ノスタルジーに浸りながらも、万華鏡のような華やかな色彩を放ち、それぞれが融合し作品が結実する。
【出版社紹介文より引用】

フィオーレの委嘱シリーズの第３作目。今回はこれまでの作品とは異なりアルト、バスといった特殊管を使用して欲しいとのご要望に沿って作曲しています。2010年８月中旬にイタリアに訪れた時に出会ったテーマを基に現地にて作曲を進め完成させました。

「テルミニ」とはローマの玄関口とも言える中央駅のことで、古代ローマ帝国の皇帝ディオクレティアヌスのテルメの遺跡に近いことからこの名が付いたようです。 又、テルミニ(Termini)はイタリア語で終点を意味する語句ではありますが、名称はイタリア語の終点とは関係がなく浴場近くのこの土地の名前が付けられたと言われています。６日間、毎日のようにこの駅付近を徒歩で行き来し体験した印象をエッセイ風に書かせて頂きました。
【出版社紹介文より引用】

この作品はフルートアンサンブルグループ”フィオーレ”の委嘱により、2004年８月に作曲しました。

フィオーレのメンバーは大学時代の後輩でもあり「より多くの人たちにフルート４重奏の魅力を伝えたい」という目的で、２年前に結成したことを以前より聞いていました。そこで今回の作品はフルートを演奏する人にとどまらず、一般のお客さまにも楽しんで頂けるような楽想を目指すことにしました。

タイトルの「フィオリトゥーラ」には”旋律に装飾をほどこす””速く経過する”という意味が含まれ、語源であるイタリア語では”花の咲くこと”という意味合いがあります。同アンサンブルグループの名称である”フィオーレ”が”花”を示すことから、その”花”が優しく咲くことを願って、タイトルを名付けました。

今後は演奏会やコンテストはもちろん、パート内での練習でも気軽に使用して頂けましたら幸いです。(八木澤教司)
【出版社紹介文より引用】

深い森の中、初めて見る風景なのになぜか何処かで見たような気がする。不確かで混沌とした記憶の先に真実はあるのだろうか…。

１楽章はプレリュード、２楽章はアタッカで始まるソナチネ。

初演は2010年７月所沢市民文化センターミューズキューブホール「第14回フルートアンサンブルの楽しみ」アンサンブル　ネオリアン所沢によって演奏された。
【出版社紹介文より引用】

小さな勇気を振り絞って、初めて大空に飛び立とうとする小鳥たち。一体どんなことを考えているのでしょう？生まれてから今日までは親鳥が餌を与えてくれました。天敵が現れたら守ってくれました。でも明日からは餌は自分で見つけなければなりません。天敵が現れても守ってくれるものもいません。上手に飛ぶことができないかもしれません。どうしよう？飛び立つのは明日にしようかな？もう飛ばずにずっとここにいようかな？

でも、小鳥は空に飛び立ちます。そこにはどんな世界が待ち受けていたのでしょう？小鳥たちはどんな景色を目にするのでしょう？大空を自由に飛び回りさえずる小鳥たちへの憧れは、ずっと私の心の中で輝きを失うことが無いでしょう。

【演奏上の注意など】
●部分的に転調して臨時記号が多い箇所があります。特にＣ付近は重嬰記号が多いですが、落ち着いて譜読みしてください。
●スラーとスタッカートなどのアーティキュレーション、そして強弱をはっきり吹き分けられるよう練習してください。
●特に１番パートは装飾音符が多いですが、フェルマータの長さと共に音楽的に自然な歌になるよう研究してください。
(酒井格)
【出版社紹介文より引用】

フルートアンサンブル・フィオーレの《フィオリトゥーラ》《コロラトゥーラ》《テルミニ》に続く委嘱作品として2013年夏に作曲。これまでに私が制作してきた《トリプルあいす》《パフェ・パラダイス！》に続く“女の子に人気シリーズ！”として手がけましたが、今回は少し大人向けのテーマにして“カクテル”を選びました。

第１楽章「シンデレラ」(黄色)はノンアルコールでお酒を初めて呑む入門者に最適なカクテル。
第２楽章「カシスオレンジ」(赤紫色)は定番なのでご存知ですね！
第３楽章「チャイナブルー」(青色)は見た目も美しく“陶器の青色”を表現したカクテル。
第４楽章「グラスホッパー」(緑色)はクリーム系の人気カクテルです！

初めてお酒を呑む女性がだんだんカクテルにハマっていくように、楽器編成も楽章が進むに連れて成長（変化）していきます。この組曲の構想にあたっては千葉県を拠点に活動している一般バンド、ブラスムジークシュベルマーのホルン奏者であり、バーテンダー経験のある頭士弘美さんにご協力を頂きました。この場をお借りして御礼申しあげます。

※ たとえ作品のイメージを膨らませるという理由であっても未成年の飲酒は法律で禁じられていますのでご注意ください。但し、未成年でも演奏は可能です。（八木澤教司）
【出版社紹介文より引用】

この作品はフルート3重奏曲「エオリアの妖精」に続く作品です。初演は2011年12月12日、東京津田ホールにおいて、武蔵野音楽大学・佐野悦郎教授によるフルートリサイタルで行われました。5つの楽章それぞれにタイトルがつけられています。

1.彼方から　from far away
2.寓話 Allegory　
3.秋のエオリア Aeolia in Autumn　
4.黄昏に　in the twilight
5.影の谺　echo beyond the shadow

初演時は欧文によるタイトルでしたが出版にあたり邦文名をつけました。ベースになっているのは「エオリア」に象徴するように教会旋法から生まれるアルカイックなうたであり、その響きの世界がそれぞれの楽章に投影されています。
楽章毎に「緩―急」の変化がありますが作品全体が一つの大きな流れになっています。
もちろん楽章を自由に選んで演奏してもよいでしょう。
なおこの中の第3章「秋のエオリア」を全体の作品名にしています。
アンサンブルは楽しいものです。奏者間に流れる息遣いの妙をこの作品でも味わっていただければと希っています。(柳田孝義)
【出版社紹介文より引用】

★コンテスト向けのアンサンブル楽譜シリーズ“アンサンブルコンテスト セレクション2016”★
　様々な風の表情や現象を、フルートアンサンブルで表現した作品です。風の中に感じる青い情景をイメージして創作されました。青空に照らされる風、星空を渡る風、ブルーの衣装をまとい振り返る様など奏者も聞き手も想像が膨らみます。4パートの編み合わせ方、メロディーと伴奏のコントラスト、カラーの共有と対比など、様々な方法を用いて爽やかに、時には力強い風の姿を表現してください。【出版社紹介文より引用】

★コンテスト向けのアンサンブル楽譜シリーズ“アンサンブル コンテスト セレクション2013”★
　ピアノの練習では定番中の定番であるブルグミュラーの作品「25の練習曲」。その中からFl.の音色に適した4曲を抜粋してアレンジした楽曲です。どの曲も有名な旋律なので初見から取りかかりやすいはず。懐かしいメロディーでありながら、ピアノとは一味異なる響きをお楽しみください。コンテストはもとより演奏会でも楽しめる一曲です。【出版社紹介文より引用】

★コンテスト向けのアンサンブル楽譜シリーズ“アンサンブル コンテスト セレクション2013”★
　四季折々に降る雨の情景を描いた作品で、「しずくあめ」では6月頃の梅雨が、「かすみあめ」では11月頃の霧雨が表現されています。演奏者それぞれの思い出にある「あめ」の風景をイメージして欲しいと言う作曲者の言葉の通り、雨粒を意識した様々な音形や曲調に想像力をかきたてられる楽曲です。【出版社紹介文より引用】

★コンテスト向けのアンサンブル楽譜シリーズ“アンサンブル コンテスト セレクション”★
　踊り子は、音楽がはじまると同時に踊りはじめます。最初から最後までどのように踊るかはすべて、4人のアンサンブルにかかっています。どうか、みなさんの演奏で踊り子に命を吹き込み、心ゆくまで愉しく踊らせてあげてください。（進藤綾音）【出版社紹介文より引用】

★コンテスト向けのアンサンブル楽譜シリーズ“アンサンブル コンテスト セレクション2017”★
　紬糸を撚り合わせて織られた反物、「紬」。この作品では4本のフルートが紬ぎ撚り合い、3つの異なる情景を生みだしています。同じ向きへと進んだり、時に交錯したりと、皆で織り上げる感覚を楽しみながら演奏してみましょう。【出版社紹介文より引用】

★国民的アニメのメドレーがアンサンブルで登場！★
　親子で聴いて楽しめる国民的アニメ・ソングが、アンサンブルのシンプルなメドレーに。『おどるポンポコリン（ちびまる子ちゃん）』『サザエさん（サザエさん）』『夢をかなえてドラえもん（ドラえもん）』『勇気100％（忍たま乱太郎）』。みんなが笑顔になれる曲を集めました。【出版社紹介文より引用】

★ディズニーアニメーション映画「リトル・マーメイド」より。★
　長年愛され続けているディズニーアニメーション映画「リトル・マーメイド」。1989年の公開以来その人気は色あせることなく、2013年にはブロードウェイから初上陸の舞台版を劇団四季が上演することで大きな話題となりました。しっとりと会場をアンサンブルの余韻で満たすことのできる、壮大で感情を込めやすい楽曲です。
　フルートアンサンブルの美しいハーモニーが感じられるアレンジになっています。アリエルになりきって、美しくそして切なく演奏して下さい。【出版社紹介文より引用】

世代を超えて人の心をとらえ続ける、中島みゆきの不朽の名曲。人を「糸」に例え、人と人が出会うことで布ができる、という何とも素敵な歌詞です。優しく穏やかに心に浸透してくる、美しいメロディ。歌詞に込められたメッセージを音色にのせて演奏しましょう。【出版社紹介文より引用】

シリーズ初の3DCG映画『STAND BY ME ドラえもん』の主題歌。身近にある、いつもそばに居てくれる人の大切さをテーマに書かれた、秦基博によるバラードナンバー。映画のエンディングで流れた時思わず「ドラ泣き」してしまいました。やさしい歌声と温もりを感じる一曲。
【出版社紹介文より引用】

「私たちが一番“癒される”音楽って何だろう?」日本の唱歌メドレーは、そんな問いかけから誕生しました。誰もが持っている心の奥の、温かい、懐かしい風景の一部に、これらの唱歌があるのではないでしょうか。
　フルートの音が歌の声域を飛び越えないように、メロディーラインが一緒に歌えるように編曲してあります。低音が多くフルートを演奏する上では鳴らしにくい部分もあります。しかし最もフルートの音色が豊かな音域であるとも言えます。
　優しいハーモニーでつづられる色とりどりの“日本”を楽しんで頂ければ幸いです。

*メドレーでの演奏は勿論、それぞれを単独で演奏することもできるようになっています。
*スラー・強弱記号・速度記号などは、必要最小限に書かれています。ご自由にどうぞ。
*アドリブソロ部分は参考までに書かれています。吹きやすいように直して演奏して下さい。(比護いづみ)
【出版社紹介文より引用】

アンサンブル・コンテストや演奏会で人気の、三浦真理先生作曲によるフルートアンサンブル曲の新作です。作曲者による楽曲のプロフィールと、「ザ・フルート・カルテット」のメンバーによる演奏上のアドヴァイスを掲載。アンデルセン原作「人魚姫」を題材とした作品。前奏曲／ワルツ／街／プリンセスとプリンス I／嵐と魔女／プリンセスとプリンス II／宮殿 〜喜びと悲しみ〜／海のヴォカリーズ／闇へ／夜明け　の全10曲で構成。パート譜付き。
【出版社紹介文より引用】

アンサンブル・コンテストやコンサートに最適なスコアです。水の庭／散歩／風のスケッチ／海、夕暮れ／大通り／大聖堂の6曲。パート譜付き。
【出版社紹介文より引用】

アンサンブル・コンテストやコンサートに最適なフルート４重奏のためのアンサンブル曲です。エメラルドグリーンの風／真紅のルビー／ブラック・インヴェンション／紫の薔薇／ブルー・パステルの５曲。パート譜付き。
【出版社紹介文より引用】

澄みきった空を眺めていると不思議に頭や心のなかの余計な力が抜けてリフレッシュすることが できます。また、刻々と移り変わる雲の様子を見ていると何か新しいことを始めたくなるような 前向きな気持ちになることがあります。空にはいろいろな表情があり、それによって何か特別 な 気持ちになったり、時にはもの想いにふけることさえあります。空も音も手にとって実際に触れ ることはできませんが、人々の心に深く影響を与えるとう点で似ているところがあるように思え ます。この曲を通じて心の中に何か想いを描いていただければ幸いです。（岩田学）
【出版社紹介文より引用】

この作品は大きく分けて２つの部分から成り立っています。

前半は色彩を意識しており、後半は躍動感や流れといったことを意識しております。フルート族はややもすればあまり音色の変化がない楽器と思われがちですが、倍音の混ぜ具合を工夫すると、いろいろな音色の変化を楽しめる楽器です。また、運動性にも富んでいるので素早い動きも得意です。

ですから曲の前半では部分部分では色々音色を使い分ける、という事を念頭に置いて表現すると良いかと思います。後半は躍動感を最大限に出してみてください。(天野正道)

【出版社紹介文より引用】

★コンテスト向けのアンサンブル楽譜シリーズ“アンサンブル コンテスト セレクション”★
　ボワモルティエが家族で演奏するために書いたと言われているこの曲は、普通のフルートのみを5本も使用するという大変珍しい編成。5本のフルートのための協奏曲は6番までありますが、その中でも華やかで吹きごたえのある３番をアンサンブルコンテスト用にアレンジしたものです。（尾形誠）【出版社紹介文より引用】

★コンテスト向けのアンサンブル楽譜シリーズ“アンサンブル コンテスト セレクション2013”★
　13世紀頃に発達した「ソネット」の当時の雰囲気からイメージを発展させ、叙情的な表情を引き出した曲想です。難しい5重奏の編成ですが奏者のアンサンブル力をアピールするにはおすすめの一作。Fl.の音色が引き立つ表情豊かで繊細な作品に仕上がっています。合唱のようなハーモニーを響かせる美しい楽曲です。【出版社紹介文より引用】

神秘的な序奏、流れのある旋律、 スピード感のあるリズムなどフルートの持っている楽器の性能を充分に生かして作曲されています。コンテストなどでは特に聴きばえするはずです。
【出版社紹介文より引用】

松本フルートアンサンブル第10回記念定期演奏会委嘱作品。

長野県松本市に位置する楽器店・音楽社に勤務する宮坂享永さんとの出会い以来、毎年のように長野に訪れ教育現場での吹奏楽に触れる経験をさせて頂いています。その際に出会ったのが同団の音楽監督を務める猿田一世先生。このご縁が当作品を書かせて頂くきっかけになりました。

“ディヴェルティメント”は日本語で“嬉遊曲”と訳され、もともとは18世紀中期に音楽史上に現れた一種の器楽組曲を指す語句です。今日に知られる歴代ディヴェルティメントのほとんどは４～10曲の比較的短い楽章から構成され、小さなアンサンブルのために書かれています。当作品も古典的な音楽語法を応用した６つの組曲として“フルート６重奏の幅広いレパートリーになる作品を”というご要望を念頭に作曲させて頂きました。個性的な各々の小品を自由なイメージを持って演奏して頂けましたら幸いです。尚、当作品は16人の室内吹奏楽版にも改編しています。（八木澤教司）
【出版社紹介文より引用】

関西で活躍されているフルーティスト６人で結成された、フルートアンサンブル・ギモナスの委嘱作品。フルート６重奏曲とのご依頼でしたので、キャラクターの異なる６楽章から成り立つ組曲を作曲することにしました。
　フルートの作品はこれまで《トリプルあいす》などの可愛らしい系にはじまり、現代的な作風に至るまでたくさん書いてきましたが、今回は新たなテーマを何にすべきか悩んでいました。そんな時に、妻との何気ない会話から｢宝石や鉱石｣について知り、これまでの自分には無い方向性だと着想を得て挑戦してみました。
　 各楽章に〈ダイヤモンド〉〈ルビー〉〈トパーズ〉〈エメラルド〉〈ラピスラズリ〉〈ブラックオニキス〉と、異なる色を持つ宝石を名づけています。
　なお、正しい英語では「ジュエリー」には複数形の”s”は付きませんが…選びきれなかった石たちの秘める奥深さや魅力を含めて、あえて〝ズ〟をつけて「ジュエリーズ」としています。
　ジュエリーが好きな方も嫌いな方も、詳しい方も詳しくない方も、ぜひ、貴方にとっての宝石のような存在を想像しながら「音の宝石」をお楽しみください！
　第１楽章から第３楽章は特殊管を使用せずにより多くの演奏家に楽しんで頂けるよう配慮しましたが、第４楽章～第６楽章はアルト、バスフルートを使用し、より音楽の可能性を探求しました。楽章は自由な組合せで演奏して頂いても、抜粋で演奏して頂いても結構ですので、皆さんだけの「宝石の輝き」を見つけてくださいね！（八木澤教司）
【出版社紹介文より引用】

この曲は緩、急の２曲から成っています。

１曲目は、特にAlto Fluteがソロが多く、大変重要なパートです。メロディーが弱くなったりしないよう、バランスに気を付けましょう。Fluteの４分音符は、テヌートで１つ１つ大事に吹いてください。

２曲目は、16分音符など細かい音を正確に演奏しましょう。また、細かい音で伴奏のときは、メロディーとのバランスに十分注意してください。１曲目と同様に、Alto Fluteがメロディーのときは、特に埋もれやすいので気を付けましょう。５連符、６連符は大変ですが、しっかり音を鳴らしてください。

ところでブリンダーヴァンとは、インドのヒンドゥー聖地の１つだそうです。噴水があったりして、水の庭園、というイメージがあります。細かいアルペジオなどに、噴水の水が噴き出したり、また水がきらきら輝いている様子を感じ、曲名につけました。
【出版社紹介文より引用】

2002年 都立杉並高等学校吹奏楽部からの委嘱作品です。

タイトルの「天空に舞う６人の天使達」ですが、この曲を初演してくださる６人の演奏者を 「天使」に見立てて付けました。

曲にはいろいろな要素が盛り込まれ、めまぐるしく展開していきます。 それぞれの部分に明確なストーリーがありますが、 演奏する際にそれに囚われて欲しくないので敢えて書きません。 演奏者一人一人がそれぞれのストーリーを展開してくださったほうが良いでしょう。

架空の映像のための音楽、と解釈しても結構です。（天野正道）
【出版社紹介文より引用】

★コンテスト向けのアンサンブル楽譜シリーズ“アンサンブル コンテスト セレクション2014”★
　英題の“Silver lining”を訳すと“希望の光”の意味が現れます。キラキラときらめく光を見ると、晴れやかな心持ちが自然と湧いてくるようです。Fl.の輝きある響きとしなやかな歌唱力を活用して、リズミカルに、かつ歌心に溢れる作品に仕立てました。【出版社紹介文より引用】

この作品はバスフルートを仲介役とした、２群のフルートアンサンブルのために書かれています。ですから配置もステージ中央にBass Flute、ステージ下手に5th(Picc.)/1st Fl./2nd Fl.ステージ上手から3rd Fl./4th Fl./Alto Fl.と並ぶと効果的です。

２つのグループはBass Fluteを挟んで対立したり、融合したりしながら幾つかのモティーフを発展させていきます。また、この「Cori spezzati」という形式が用いられた時代独特の終止形を発展させた和声や４度和声などが頻繁に出てきますので、和音の響かせ方にもちょっとした工夫が必要となってくるでしょう。

架空の映像のための音楽、と解釈しても結構です。

（天野正道）
【出版社紹介文より引用】

初心者から上級者まで一緒に演奏できる、童謡・唱歌をメドレーにしたフルートクワイヤー。

静岡に因んだ童謡や唱歌などのメロディーを集めて、絵巻物のようなメドレーを作った。中には、これが静岡？と思うものもあるが、必ず静岡が関係している。いくつのメロディーが登場するか探してみよう。
ただし、一つだけ静岡ではなく、隣の県のものが紛れ込んでいる。さてそれは何か。まあ見つからないだろうとは思うのだが、頓智を利かせて探してみてください。 (伊藤康英）
【出版社紹介文より引用】

エマニュエル・カントの概念に出てくる用法で、ラテン語で「先験的」「先天的」などと訳されますが、そのどちらも微妙に本来のニュアンスとは違ってしまい、そのまま[アプリオリ]と表記されることも多くあります。意味合いとしては「演繹的証明をする必要の無い、それ自体ではっきりしているという事柄」もう少し解りやすく言うと「物事を経験する以前にもうすでに知っている、備わっている」という感じになります。もっと詳しく知りたいのであればカントが書いた「純粋理性批判」を読んでみると良いでしょう。
Flute 3は小物のパーカッション、Flute 4はヴィブラフォンとの持ち替えになりますが、特にヴィブラフォンパートは、ちゃんと奏法の基礎を収得していないと演奏が困難ですので、決してフルートの片手間に、という感じにならないように注意しましょう。(天野正道)
【出版社紹介文より引用】

モーリス・ラヴェルやアンリ・デュティユーなど近、現代フランスの作曲家たちが好んで用いた形式の一つが、この「ソナチネ」です。形式的には簡略化されたソナタ形式を1楽章に持つ、など、ピアノ教材の入門として現在でも用いられている「ソナチネアルバム」(珠玉の名作が沢山ありますね)と、ほとんど変わらないのですが、近、現代の作曲家たちはこの使い古された形式の中に、ソナタ形式とはまた違ったエスプリ(特にフランスの作曲たちが)を感じたのでしょう。見事に一つの音楽芸術のジャンルとして確立して下さいました。
今回、東京都立杉並高等学校吹奏楽部フルートアンサンブルの皆様に初演していただいたこの作品も、形式的には前出の「ソナチネ」をそのまま継承しております。ソノリテやエクリチュールの観点からしても、近、現代の先人に対する、ある種のオマージュとなっております。
1楽章は伝統的なソナタ(ソナチネ)形式で、2つのテーマを如何に対比、融合できるかが課題です。特に展開部に於いてそのエスプリが発揮されるでしょう。
2楽章はヴィルトーゾ的なソロと、それに対する応答、そしてハーモナイズ。
一見伴奏と見えるパートの重要性を如何に表現できるか、です。
3楽章は無窮動的ロンド。中間部に1楽章のモティーフが再現されますが、この解釈、処理の仕方によって「ソナチネ」という形式が成就されるかどうかが決まってくることでしょう。(天野正道)
【出版社紹介文より引用】

作曲から40年を経て今なお広く愛される定番曲〈ブルー・トレイン〉、そして〈マリンシティ〉〈パピヨン〉から成る廣瀬量平フルート・オーケストラ3部作の合本スコア。初演から3作に携わり、作曲者の盟友でもあった東京フルートアンサンブル・アカデミーの青木明、播博両氏の校訂を経て、楽譜の誤りを修正している。第3作〈パピヨン〉は本版が初出版。
＊パート譜別売り
【出版社紹介文より引用】