ArtistPROFILE
クラクフ音楽アカデミーを優秀な成績で卒業、在学中はバルバラ・シフィオンテク＝ジェラズナ氏に師事した。フランツ・リスト・ヴァイマル音楽大学在学時にワリー・ハーゼ氏に師事。ヤギェウォ大学大学院にて数学の修士号を取得。現在はクラクフ・フィルハーモニー管弦楽団首席フルート奏者、クラクフ音楽アカデミーの博士課程に在籍する傍ら、カトヴィツェのポーランド国立カロル・シマノフスキ音楽アカデミーでオーケストラ・スタディの講師を務めている。木管楽器奏法における循環呼吸の問題を研究し、循環呼吸分野の専門家として同時代の作曲家達にインスピレーションを与え、作曲家たちは彼女に対して多くの作品を提供している。
また執筆家としても活動し、恩師のバルバラ・シフィオンテク＝ジェラズナ氏と循環呼吸に関する本「Infinity. Circular Breathing」とスキル上達のためのコースブックを共同執筆し、2020年12月に出版した。
これまでに世界中で循環呼吸の指導を行っている：
ウッチ(ポーランド) 第二回ポーランド・フルートコングレス2019 (II Polish Flute Congress)、メキシコ フェスティバル ウニバジタリオ デ フラウタ トランスヴェルサ2019 (Festival Universitario de Flauta Transversa)、アレクサンドル・アルチュニアン国際管楽器フェスティバル2019(Alexander Arutiunian International Wind Festival 2019)、ワリー・ハーゼ氏のフルートクラスへのオンライン指導、ウィーン国立音楽大学、アガタ・イグラス氏への個人指導、ワルシャワ音楽大学、第三回ポーランドフルートフェスティバル2020(III Polish Flute Festival 2020) など。
彼女のフルートの実力は国際大会で高く評価されており、数々の賞や奨学金の受賞経験を持っている。世界で活躍する数々の有名オーケストラや室内楽団とも共演し、また、これまでに世界中で演奏や講義を行った：
ブリティッシュ・フルート・ソサエティ フルタスティック！フェスティバル(British Flute Society ’s Flutastique! Festival)、2017アダムスフルートフェスティバル(2017 Adams Flute Festival) 、メキシコ フェスティバル ウニバジタリオ デ フラウタ トランスヴェルサ(Festival Universitario de Flauta Transversa)、アレクサンドル・アルチュニアン国際管楽器フェスティバル(Alexander Arutiunian International Wind Festival)、第31回クラクフ国際作曲フェスティバル(International Festival of Krakow Composers)、ヴァヴェルの夕暮れフェスティバル(Wawel o Zmierzchu Festival)、ワンツト開催 音楽フェスティバル など。
2015年にグラミー賞受賞歴のあるヴウォジミェシュ・パブリック(Włodek Pawlik)のCDにソロ作品を収録。2017年にはベルギー人ピアニストのピーター＝ヤン・フェヤホーヤン(Pieter-Jan Verhoyen)と、ポーランド人とフラメル人作曲家の作品にフィーチャーしたCD「 900 Miles (900マイル)」を収録した。
2017年にバルバラ・シフィオンテク＝ジェラズナ氏と共に、最も際立った文化の発展と促進活動に贈られるマウォポルスカ県議会賞(Parliament of Lesser Poland)の学生部門にてArs Quaerendi(求める芸術)大賞を受賞。受賞者両名は賞を循環呼吸法の本の発行と、この技術を使用して収録されたCDの製作に捧げた。CD「 Infinity(インフィニティ)」はベルギー人ピアニストのエミー・ウィルス(Emmy Wils)と、ルスワビツェクのシシュトフ・ペンデレツキ ヨーロピアンミュージックセンター(Krzysztof Penderecki European Music Center)で収録され、2019年9月にDUXからリリースされた。
2017年からクラクフ・ゴールデン・クィンテットのフルート奏者としても活動し、2019年にジェシェフで開催されたスタニスワフ・モニューシュコ国際ポーランド音楽コンクールで2位を獲得した。同アンサンブルが録音したＣＤ「Polish Wind Quintets(ポーランドの木管五重奏曲)」は、2020年フレデリックアワード2020にノミネートされた。