韓国・ソウル出身。10歳の頃よりフルートを始める。韓国で演奏ツアーを行っていたアラン・マリオン(Alain Marion)によりその才能を見出され、15歳の時にヨーロッパで音楽の勉強をすることを決意する。 ムードン国立音楽院、パリ国立高等音楽院、ケルン音楽大学及びミュンヘン音楽大学に学び、学士、修士、第3課程修了(パリ国立高等音楽院)の学位を得る。 1998年、第5回ジャン=ピエール・ランパル国際フルートコンクール(パリ)入賞。2000年、バイロイト国際コンクール入賞。 ソリストとしての活動の他に、パリ国立高等音楽院にて音楽教育を学び、2001年にヨーロッパ圏外出身者として初めてフルート教師の証書を授与される。また、最新技術を導入した「フルーティング・アップ!(Fluting up !)」、「フルーティング・アップ!LS(Fluting up ! LS)」(各6ヶ国語対応)を作り上げている。 フランスでは既にパリ(シテ・ド・ラ・ミュジーク、サル・ガボー、シャンゼリゼ劇場他)、地方において200を超える演奏会に出演した他、フランス国外においても、ドイツ、韓国、台湾、セルビア、日本、スロベニア、イタリアにおいて演奏会に出演している。 コンサーティストとしての活動の他に、マスタークラス等において後進の指導も積極的に行っており、6ヶ国語を操り、海外経験豊富なその人柄は各国において好評を得ている。また、ラジオ・フランスや外国において度々その演奏が録音されている。 作曲家レジス・カンポ(Re´gis Campo)とのコラボレーションによって、これまでに2枚のCD「Autoportraits」(Mandala/Harmonia Mundi社)、「Pop-arts」(Aeon/Harmonia Mundi社)がリリースされており、今後、フルートとピアノのための20世紀始めの作品を集めた録音と、ピッコロのためのバロック音楽作品の録音がそれぞれ予定されている。 現在パリ・エコール・ノルマル音楽院(Ecole Normal Musique de Paris)およびイッシー=レ=ムリノー音楽院(Issi-les-Moulineaux)において後進の指導にあたっている。アンサンブル・ミュルティラテラル(Ensemble Multilate´rale)ソリスト。