頭部管の中身

こんにちは、アトリエ東京リペア室です
今回は頭部管の中身についてお話しをしたいと思います。
頭部管の中はコルクを詰めることで栓をしています。
ワインの瓶と同じですね^ ^
分解図がこちらです


上の写真の部品を組み立てて
下の写真のような形で中に収まっています
そのためフルートの頭部管は、金管楽器のマウスピースのように水洗いはできないのです
水に浸かってしまうとコルクの劣化スピードを早めトラブルの元になります。
ご注意ください^ ^
このコルク
天然のものを使っているので年月が経つと縮んできてしまいます


中央が新品のコルク
両隣が縮んで劣化してしまったコルクです
若干ですが大きさが違うのがお分かりいただけると思います
ヘッドキャップがどこまでもするすると締められてしまったり
掃除棒などで簡単に動いてしまう状態は
コルクが縮んでいる可能性があります
ぜひヘッドコルクの交換をしてみましょう