試奏する際の3つのチェックポイント

フルートを購入するときには、みなさん何のモデルにしようか悩むことと思います。
しかし、フルートには同じモデルでも仕様の違いというものがありますので、モデルだけを決めれば良いわけではありません。
試奏する際に、チェックしておいた方が良いポイントを3つご紹介します。

①リングキィ or カバードキィ
②オフセットキィ or インラインキィ
③Eメカニズム有り or 無し

①リングキィ or カバードキィ

指で押さえる箇所のキィカップに、
穴が開いている”リングキィタイプ” or 穴が開いていない”カバードキィタイプ”

リングキィのメリット
・音の抜けが良い
・指で直接穴を塞ぐため、音の振動を指先で感じとることができる
・自然と適切な指のポジショニングが身に付く


カバードタイプのメリット
・キィカップのどこを押さえてもカップが閉じるので、手が小さい方、指先が細い方でも安心して使うことができる

②オフセットキィ or インラインキィ

キィカップの配列について、左手薬指が手前に出ている”オフセットタイプ” or 一直線に配列されている”インラインタイプ”

オフセットキィのメリット
・左手首にやさしい配列になっており、楽に左手のポジショニングが得られる
・手の小さい方でも楽に使用できる

インラインキィのメリット
・キィカップの配列が綺麗
・薬指に比べて小指が極端に短い方はインラインキィの方が楽に使用できる場合がある

③Eメカニズム有り or 無し

Eメカニズム付きのメリット
・フルートの構造上出し難い高温のE(ミ)の音が出し易くなる

Eメカニズム無しのメリット
・トリルの運指でEメカニズムが付いていることによってできない替え指がある

さらに、買い替えでハイグレードのモデルがいいかな、とお考えの方は↓こちら

試奏する際のさらに2つのチェックポイント